網膜レーザー治療とは、網膜組織にレーザー光を照射し、熱で凝固させることで、網膜疾患の進行を食い止めるために行われる治療法です。主に網膜裂孔、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症といった疾患で用いられます。
同治療は一発当たり0.2秒ほどのレーザー光線を網膜に向けて照射していきます。照射については、原因の疾患や治療範囲によって異なりますが、大体数十発から数百発ほど照射していきます。そのため治療時間は1回あたり5~15分程度と言われています。ちなみに糖尿病網膜症の患者様では、広範囲に渡ってレーザー光線を照射する必要があるため、数回に分けて治療をする必要があります。
治療時の注意点としては、眼球を急に動かさないようにし、ぼんやりと正面を見ている感じにしているのが望ましいです。これは急に眼球を動かすことで起こるレーザーの誤照射を防ぐためです。
加齢や外傷などによって網膜に裂け目ができた状態です。放置すると網膜剥離に進行する可能性があります。裂孔の周囲にレーザーを打つことで進行を阻止します。
糖尿病の発症を起因とする網膜障害で、糖尿病三大合併症のひとつにも数えられています(他の2つは糖尿病神経症、糖尿病腎症)。
糖尿病網膜症は、糖尿病によって網膜の血管が障害される病気で、発症するまで糖尿病と診断後数年~10年程度の時間がかかると言われています。糖尿病網膜症の特徴として発症初期は自覚症状がないため多くの方は、いつ発症したかはわかりません。視力障害などの症状が出現したときにはすでに重症になっている場合が少なくありません。したがって、糖尿病と診断された患者様は、眼症状がなくても定期的に眼科で検査を受けるようにしてください。
また糖尿病網膜症は進行するにつれて視界がかすむといった症状が現れます。網膜は毛細血管がたくさん集まっている箇所であり、高血糖の状態が続くと障害を受けやすいです。さらに進行し末期になると、増殖膜や新生血管が発生し緑内障、網膜剥離や硝子体出血を起こし、最悪の場合は失明することもあります。そのため、早期発見・早期治療が重要です。
なお糖尿病網膜症の治療は進行の程度によって異なります。具体的には、単純網膜症・増殖前網膜症・増殖網膜症に分けられ、内科的治療(食事療法、運動療法、薬物療法など)、網膜レーザー治療(網膜光凝固術)、硝子体手術などが行われます。
糖尿病網膜症のレーザー治療は、新生血管の発生を抑制し血管新生緑内障や硝子体出血が起こらないようにすることが目的です。
網膜静脈閉塞症とは、網膜静脈(網膜全体にわたって分布する血管)が何らかの原因によって詰まり、静脈内の圧が上昇し出血や浮腫を起こす病気です。同疾患の発症原因として、最も多いとされるのが高血圧です。このほか動脈硬化や高コレステロール血症でも発症することがあります。
主な症状ですが、黄斑に出血や浮腫がみられると突然視力低下が起こるほか、いろいろな視野障害(これは黄斑が侵されていない場合で、上もしくは下の方が見えなくなる等)、物が歪んだり曲がったり見えるなどの変視症が現れるようになります。このほか合併症として、硝子体出血や血管新生緑内障を併発する可能性があるので、症状が落ち着いても継続的に管理をしていく必要があります。
診断の結果、治療が必要と医師が判断すれば、網膜レーザー治療(網膜光凝固術)や眼球内に薬剤を注射する硝子体内注射、硝子体手術などが行われます。
網膜静脈閉塞症のレーザー治療は、新生血管の発生を抑制し血管新生緑内障や硝子体出血が起こらないようにすることが目的です。
診 療 時 間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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8:30 ~ 12:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ▲ |
14:00 ~ 18:30 | ○ | 手術 | ○ | ○ | ◎ | / |
休診:日曜、祝日、第2金曜午後、第4金曜終日
◎ 第2・4金曜日の診療 (第2・第4土曜日前日の金曜が該当日)
第2金曜 :午前診のみ(8:30~12:00)
第4金曜 :終日休診
▲ 第4土曜 :休診
10月 | ||||||
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
30 診 療 | 1 午前診 | 2 診 療 | 3 診 療 | 4 診 療 | 5 午前診 | 6 休 診 |
7 診 療 | 8 午前診 | 9 診 療 | 10 午前診 | 11 午前診 | 12 午前診 | 13 休 診 |
14 祝日 | 15 午前診 | 16 診 療 | 17 診 療 | 18 診 療 | 19 午前診 | 20 休 診 |
21 診 療 | 22 午前診 | 23 診 療 | 24 診 療 | 25 休 診 | 26 休 診 | 27 休 診 |
28 診 療 | 29 午前診 | 30 診 療 | 31 診 療 | 1 診 療 | 2 午前診 | 3 祝日 |
11月 | ||||||
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
28 診 療 | 29 午前診 | 30 診 療 | 31 診 療 | 1 診 療 | 2 午前診 | 3 祝日 |
4 祝日 | 5 午前診 | 6 診 療 | 7 診 療 | 8 午前診 | 9 午前診 | 10 休 診 |
11 診 療 | 12 午前診 | 13 診 療 | 14 午前診 | 15 休 診 | 16 休 診 | 17 休 診 |
18 診 療 | 19 午前診 | 20 診 療 | 21 診 療 | 22 休 診 | 23 祝日 | 24 休 診 |
25 診 療 | 26 午前診 | 27 診 療 | 28 診 療 | 29 診 療 | 30 午前診 | 1 休 診 |